2012年5月8日火曜日

ガールスカウト2011年活動報告


ガールスカウトでは、ボーイスカウトの宗教章に相当するバッジとしてカトリックスカウトバッジ創設に取り組み、2011年4月から施行されました。
施行初年度は83名の申請がありました。
(ブラウニー62名、ジュニア14名、シニア2名、レンジャー5名)

またバッジ取得の一助となるべく、東京近郊のガールスカウト団を対象に2つの集会を開催いたしました。



*2011年11月27日(日)
    『ブラウニー・ジュニア クリスマスの集い』

待降節第1主日にあたる11月27日にカトリック赤堤教会(世田谷区)ファチマのマリア幼稚園で、ブラウニー・ジュニア(小1~小6)を対象にクリスマスの集いを行いました。東京と神奈川のカトリックスカウト12個団、129名(内リーダー31名)が集まり、手話つきクリスマス聖歌、人形劇やアドベントカレンダーの作成、祈りの集いを通して、クリスマスの本当の意味を考えました。
リーダー向けに、クリスマスを迎えるための準備やハンドブックの進め方などのレクチャーも織り込みました。



















アドベントカレンダーの作成







































人形劇「くつやのマルチン」




『あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』 (マタイによる福音書25:35-40)
神様は、人を介して常に私たちのそばにいらっしゃるというメッセージがこめられた、トルストイ原作のおはなしです。                  






















祈りの集いはキャンドルサービスから始まり、聖歌を歌い、ロワゼール神父様のお話を伺いました。
震災で被害を受けた子どもたちのために、世界中の子どもたち、スカウトのために、そしてこの集会に元気に参加できたことへの感謝の祈りをささげました。




























*2012年3月20日(祝)シニア・レンジャーの集い 『たいせつなきみ』

シニア、レンジャーの集いを赤堤教会で催しました。テーマは“たいせつなきみ”
4個団30名(内リーダー5名)の参加で、有意義なひとときを持ちました。
四旬節であるこの時期に、自分自身をみつめ、神様は誰一人として見捨てることはないということをDVDや神父様のお話を通して学びました。

















グループに分かれてティラミス作り



続いて、絵本でも刊行されている「たいせつなきみ」のDVDを観賞しました。
ダメじるしばかり貼られたパンチネロは、彼を作ったエリと出会い、自分の存在意味を考えます。
「全ては分かっているよ。みんなはどう思うなんて関係ない。私はおまえのことをたいせつだと思っている」とエリはパンチネロに語ります。

















ぶどうの実一つ一つに
長所短所を書きました。



また、聖書を開き輪読しました。 聖書を始めて手にするスカウトもいました。











































ロワゼール神父様による
祈りのつどい


一人ひとりはかけがえのない存在であること、誰も孤独ではない、神様が大事にしてくださることをお話して下さいました。


「一番印象に残ったのは、[天のお父様からのラブレター]です。福音書、手紙、詩篇などから一行ずつ集めたラブレターで、「神様は私のことをちゃんと考えてくれている」ということがすごくよく分かりました。
この中でも「あなたに尋ねたいことがあります。私の子どもになりませんか。」という所が特に心に残りました。なぜなら、お父さんとしての神様の優しい声が聞こえるような文章になっているからです。
また、この「神様は私たち一人一人、誰のこともちゃんと見ている」というメッセージは、DVDにもつながると思います。灰色のダメ印しかなくても、神様は大事にしてくれるように、周りにどう思われようと神様だけはいつも私の味方なんだと考えることができました。」
―スカウトの感想よりー